東京から地方の移住は見切り発車で行動を起こすと失敗することが多いため、事前にしっかりと準備をしておくことが基本となります。移住に当たって最初に行わなければいけないのが仕事の確保です。
どこに移住するにしてもお金がなければ生活をすることはできません。都市部に比べて求人件数が少ない地方では選ぶ職種によっては就職までに時間が掛かることもあります。先に引越しを済ませて落ち着いてから仕事を探すという手順を踏んだことで就職が決まらず貯えが底をついてしまうという失敗例は珍しくありません。
東京での仕事を続けながら隙間時間を使って移住先の求人に応募をして採用が決まってから辞職をして引越しをするという流れが失敗を避けるコツです。また、最近ではリモートワークという方法もあるので、条件を広げて求人を探してみるのも良いでしょう。
公共交通機関の運行本数や飲食店を始めとしたお店の数など地方は東京に比べて生活に不便が生じるケースも少なくありません。ストレスフリーを求めて都会から地方への移住を選んだにもかかわらず、生活の不便さで逆にストレスが溜まるという事例も多いのが実情です。適応に時間が掛かる人は同じ地方でも都会に近い環境で生活を始めて慣れてから自然豊かなエリアに引越しをすることでストレスを緩和できます。
地方は物価や賃貸の家賃が安く月々の出費が抑えられるのがメリットです。その反面、仕事で貰える給料も一部の専門分野を除いて都市部の平均より低めになっています。散財のし過ぎで困窮しないように収支のバランスを考えることも地方で無理なく生活をしていく大事なポイントです。